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アリアンロッド・サガ・リプレイ アクロス【1】


まず思ったこと。
矢薙さんのキャラが空気じゃない! ユンガー渋くてかっこいいじゃん。

今まで、まほうせんせいとか、出オチのイカとかだったからなあ……
この2冊は、まほうせんせいのほうはあるPCメインの話、イカのほうはあるPCだけが全力で目立っている話だったから仕方なかったのかもしれん。

こう考えると、空気じゃないのはPLの面子が変わったせいかもw
きくたけキャラとの絡み方(若い熱血無鉄砲キャラと、それをたしなめるキャラというのがキャラメイクの時点で出来ていた)を最初に設定してたのもあるんだろうな。
あと、他のPLたちともお互いのキャラを立てるような発言や行動をしていたのも大きいと思う。
お互いの関係性をスタート時から作るとキャラ立てはすごく楽になる。

矢薙さんが今まで空気だったのは、「女王様とその下僕、その他空気」っていうワンパターンな絡みとかけあいしかないリプレイにばかり出てたせいもあるのかも。
今ブレイクにそのしわ寄せが来てるけどね。
ゼパ様とカテナがかけあい的な意味で空気になりつつある。単独のシーンや戦闘での大活躍はあるけれど……
あのキャラいじりが始まってしまうと、そこに割り込めない空気キャラはもとより、いじる側もいじられる側も同じパターンをたどってしまうんだ。
キャラにどんな個性を与えても「女王様とその下僕、その他空気」でしかなくなってしまう。
(アンゼロットの亜種じゃないキャラを作ったとしても、キャラいじりがPLにスライドするだけ)

ブレイクは一人ずつのシーンが多いし、秘密もあるし、それぞれ軽口叩き合う関係でもないから余計にパーティ間の絡みが薄い。

アクロスは同じ傭兵団というつながりがあってキャラ同士のかけあいもやりやすいのが大きかったんだろうな。



シナリオのメインはダンジョンとスニーキングミッションだった。
敵に追われて逃げ込んだ先がダンジョンってのが一話、二話は仲間を助けに屋敷に潜入する話。
一話は普通、二話も最近のアリアンだとけっこう見る話。

傭兵っていうこのパーティに期待したことは戦場ならではのシチュエーションだったんだけどね。
軍とかかわったり伝令したり……ってのはあったけど物足りない。
一話最初であった、兵糧攻めもやればよかったのにな。
一個のパーティだけでなんとかする冒険じゃなくって、大きい勢力に、パーティがどれだけ影響を与えられるかってのを見たかったよ。
(アクロスは過去の話だからできないんだろうなぁ)

NPCのために頑張った一話目はけっこう好き。
であったばかりのゴーレムをみんな一生懸命計算して助けようとしてたのが、すごく。


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2010.08.18