TOPへメニューへTRPGへ

D&Dリプレイ 若獅子の戦賦


言われなきゃD&Dとはわからん表紙のリプレイでした。
布切れ着てるような露出度のねーちゃんとかが。

中身もすんごい変わってたなー。
ミスタラのリプレイしか知らないけど、ルール別物だった。気がする。
(ミスタラリプレイは処分しちゃって確認しようがないので)

このイラストとキャラメイクだけで、硬派な元祖が好きな人は抵抗ありそうだった。

本編読む前は。

……本編、萌えとかギャル成分が微塵もない。

カラーページで薄布まとってたエルフは鬼教官だわ
表紙で凄まじい露出度と巨乳を誇ってた戦闘民族的な王女は豪胆だわ
「のっとぎるてぃ」な動機で騎士を目指す男装の女の子はイリーナ的スペックを誇るわ
あとなんだかんだで鎧だわ

……めっちゃ硬派でしたー!!
方向性はともかく硬派なのは間違いなかった。
何これ、みんなかっこいいよ。死ぬほど渋いよ。
なによりも…たなてんキャラが狂ってないよ。
十分標準からはずれてはいるものの、いつものようにはじけてない。そしてそれが残念どころかとてつもなく渋い。渋すぎる。
かっこつけてもギャグにしかならないDXの上月兄とは大違いだ。
あんちゃんと同じ暗殺者っぽいことしてるのに、こっちのキャラはすごいプロフェッショナル的なんだもんなw
尾行と交渉のシーンとかマジかっけえーーー。


一応、萌え的なシーンがあるとすれば…騎士な女の子とNPCの男の子のやりとりかなあ。
女の子が男装してるから、当然NPCはその子は男だと思ってる。
でも「何故か意識してしまう」というシーンがちらほら。それを「なんでなんだ」って戸惑ってみたりして。
ついニヤニヤしてしまう。早く気づけーw
女の子のほうは全然意識してない。まったく気づいてもいない。
萌えシーンは男の子のしかもNPCが担当してるってのもすごいな…w

お気に入りキャラは、RPではスリンガー(たなてんだけどまともでしかも死ぬほど渋いエルフ。注・女)
そして戦闘面では文句なくノトス(布切れ着た部族的王女)
「どうしてもブレスを吐きたかった」という、成長を犠牲にしてロマンを貫いた姿勢と、そのペナルティがあってもちゃんと実戦でも活躍できるようにスキルを選んだキャラメイクがすごく好き。
何よりもその実戦で活躍できるスキルが「目潰し」や「とりもち」・「足場が不安定」な効果がある攻撃というのがたまらん。
そしてそれが戦況にすごく役に立っている!
こういうのって使いどころが難しかったり、発動させてもたいして効果なかったりするんだけど、このリプレイでは本当に活躍している。


で、やっと物語について。
過去の戦争の登場人物やら父親の関係者やら色々一気に出てきて最初は覚えられなかった。
現在、パーティが出会っているNPCも。
響きがかぶる名前もおおかったしね。

混乱したのは最初のうちだけで、後半はちゃんと覚えられたw
人物相関覚えるの苦手な私でもなんとかなったw

あと、GMに対して思いがけないフリがされるのがこのリプレイの面白いところ。
PCの発言に、GMがマジでうろたえてるからw
しかもそれがまた盛り上がる方向なんだ。
GMも予想外のセリフや発想がぽんぽん飛び出る。楽しいなあ。このリプレイ。


TOPへメニューへTRPGへ

2009.09.20