明日へのプロファイルの続編。
前作主人公の茉莉にいきなり兄が二人も生えましたw
竜一郎のほうは以前も別で登場していたけれど、今回は上にもう一人兄ができた。
PLはきくたけ。
これがまたすんっごいおいしいの!
ゲームがアルシャードガイアなのに、超常現象を否定してるキャラ。
なんかそういう本も出してる。
…上田なんですよ! トリックの!
これだけで大好きだー!
ずるい、面白くならないわけないんだからずるいww
しかもイラストも微妙に似せてあるようなないような。
第一話は上田、そして第二話ではさらに斜め上に進化して、漆原教授だった。
しかも出オチ。
ほんっとーにずるい。面白いんだもん。
ゲシュペンストさんといい、最近のきくたけキャラは面白いなあ。
で、その兄二人が仲悪い設定なんだけども…
片方が旅館でバイトしてて、もう片方がその客として訪れるシーンの時。
二人同時に「お互いに気づかない」ロールプレイを開始!w
息もピッタリでこのシーン最高に面白かった!
打ち合わせしたかのように息があってると読んでるほうも嬉しくなる。
竜一郎は前の巻ではただひたすらいじられるだけだったので、今回やっとキャラが立った感じかなあ。
前巻は出番があるときもないときも、あらゆる手段で、NPCをゆがませてでも竜一郎につきまとい、不幸な方向にいじり倒すだけのキャラが出てたおかげで、竜一郎は印象に残らなかったんだよね。
散々いじられてるのに逆に印象に残らなかった。
竜一郎をいじるキャラが相手のリアクションに合わせたいじり方じゃなかったからだと思う。
ただひたすら自分の言いたいこととやりたい事をしまくってた。
大変悪い意味で印象に残った。もうその巻の印象はソレだけ。(だから感想もない)
今回もほとんど同じシチュエーションでいじられていたんだけれど、ちゃんと面白かった。
正直ハンドアウト見たときは「うわあ…」ってげんなりした。
でも読んでみると「もっと見たい!」って思うぐらい面白い。
これはGMや周囲のPCが絶妙のバランスでいじっていたからだと思う。
タイミングとか間とかネタの引き際とかが。
二話では「アルシャードガイア」らしいダンジョンということで、ちょっとした仕掛けのある特殊なダンジョンだったんだけれども、どのへんが「らしい」んだかわかんなかったな。
「アルシャードガイア」らしさが私にはいまいちピンと来ないだけだろう。
二話ではお父さんとお母さんがよかったなあ。
明日プロでも思ったけれどお父さんはいいキャラだw
そして鬼のような強さでした。
その中でお母さんは何にも知らない普通の人っていう位置づけもいいね。
一人ぐらいは日常の象徴の人がいるといいと思う。
またこのシリーズで出て欲しいなあ。
この一家、大好きだ。
2010.02.17