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ゴーストハンターRPGリプレイ


一巻二巻あわせていきます。

一巻の第一話は、とても『お化け屋敷探索』でした。
扉開けるたびに怪奇現象が!!
気合の入った霊現象や、実体があったりなかったりする敵や、残酷な光景がこれでもかと繰り出される。
探索してる間中、気が抜けない状態。
屋敷の地図を見てるだけで楽しい。終盤の部屋の迫力もすごかった。
(ただ、「扉開けたら怪奇現象」のパターンが多すぎて終盤はそれに慣れちゃったみたい)

恐怖体験をすると、キャラの精神力(MP)がどんどん減っていく。神経が参ってしまうということ。
恐怖に抵抗できたら減らずに済むけれど。
減るMPは、GMから渡されるトランプのカードの数字分。
普通の数字の時はMPが減り、絵札が出たらMPは回復、エースが出たらそれは切り札として取っておける。
(エースの切り札は、ウィズのマハマンのように使える)
このシステムは「いやなことだけど(絵札やエースがあるから)逆にこれを期待することも出来る、怖いけれどやっぱり魅かれてしまうというホラーの特徴」だそう。

で……GMから渡されるトランプの内容は、渡された本人しか分からない。
キャラがMPが減ってヤバイときも、他PLに数字で言ったらダメなんだ、このゲームw
「顔色が悪い」とか様子で伝えるしかない。
細かい部分のこだわりだけど、雰囲気重視って感じがとてもいい。
こういうの好きだなー。

そして、精神が0以下になったら狂気の世界にいってしまう。
パニックになってその場で暴れたり錯乱したり……戦闘中になったら全滅するなーこれ。
死亡じゃないので治療することも出来るけれど、後遺症に悩まされたり、何かの恐怖症になったりする。
まあでも、央華封神の後遺症よりは、全然軽いから!



二巻はちょっと、世界規模になっちゃってたな。
さらわれた仲間を取り戻そうとしたり、遺跡に行ったり、魔物退治したり。
……なんかあんまり「ホラー」じゃない。

おまけシナリオの「血塗られた病院」のほうが雰囲気出てたと思う。
背景設定と地図とイベント解説だけ……なんだけど、ホラーなテーマなら起こる現象を読むだけで楽しむことはできる。
登場人物がいなくても、地図と、点在するヒントと霊現象、簡単なあらすじと事件の真相を集めて一個の話として頭の中で作って。

リプレイと同じぐらい楽しく読めるシナリオってゴーストハンターぐらいじゃないかなあ。
他のRPGのシナリオは「シナリオ」なんだけど、これは「怪談話」として楽しめるからだと思う。
普通の怪談話も、きっかけ、起こる現象、「後から聞いた話ですが〜」な後日談がメインだから。


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2008.08.12