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SW5部 アンマント財宝編


4部で死亡したキャラクターが莫大な借金を背負って生き返るところからはじまるリプレイ。
パーティが頑張って借金を返します(笑)

けっこう無理がある状況や、高度な交渉が要求されるシーンが多かったなと思う。
ものすごい上級者向けって感じ。
レベルよりも、プレイヤーの会話能力が大事だった。
イーノとルーイがいなかったら沢山失敗していたんじゃないかなあ。クエスト。
この二人は交渉だけでなく魔法を渋い使い方してたりして、好きだったw
「見たくないもの」として色物扱いされがちだけど、本当にさりげなくてしっかりしたロールプレイをするのでTRPGプレイヤーたちにはとても評価が高い。
目立つためにガンガン行動するタイプよりもこっちのほうが好きだなあー。

戦力としてはラーンが強かったな、あと普段は喋らない置物のようなうなずきエルフのマイス(リーダー)。
ウィスプが地味にクリティカルして勝っていました。
逆にあんまり活躍できないイメージが固定されたのがミンクス。
カシスも筋力低くて攻撃通らないって悲鳴上げてたっけ。シーフだし。
……今すごいその気持ちわかるw
筋力低いシーフはグラスランナーな気持ちを味わうしかないんだよなあw
当たっても、防御力にはばまれてダメージ通らない。
猫で囮攻撃というのが出てきて非力な白兵要員もいくぶん救われた感じだけども。

このリプレイでは、ラーンとリーダーの活躍(とミンクスの失敗)がクローズアップされてて、他のメンバーの戦いぶりは省略されてることが多い。
なので収録されてないだけで本当はもっと活躍してたかも。

このリプレイ、というかシナリオはプレイヤーを引っ掛けることに情熱を傾けてる感じ。後味のよさよりも駆け引きのスリルが重視されてる。
(頭がよく、かつ協力的なPLたちのおかげでその辺はなんとかクリアーできていたけれど)

GMとPLの関係が生き馬の目を抜きあうようだった、3部パーティとの相性はものすごくよかったんだろうけどねー。
GMとPLがちゃんと協力しあって話を作る今のSWリプレイやそのほかのリプレイに慣れたせいか、物語だけ見るとなんとも味気ない気がする。

でも、読むとちゃんと面白い。
キャラの個性がしっかり出てるし、イラストはSWリプレイ中一番ネタっぽいし
ただのダンジョンハックでもパーティメンバーが面白ければちゃんとゲームも会話も面白くなるもんだよね。
特に、派手な魅力はないけれど「うまい」ルーイとイーノが。
この二人がいたからこそ、難度の高い交渉やシナリオが出されたのかもしれないな。
リーダーも要所要所でいい決断をしてて。
スイフリーみたいにどんどん前に出るタイプじゃないから目立たないだけで。
でもやっぱりもうちょっと爽快感が欲しかった。


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2009.04.23