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りゅうたま1 旅する大樹とかわいい剣


ほのぼの。ほんわか。
メルヘン…とまではいかないけれど、そういう雰囲気のTRPGでリプレイ。

「冒険」じゃなくて「旅」。
戦うのがメインに来ないTRPG。
(戦闘の判定よりも迷子にならないようにとか、天候や道で体力が減らないかとかのほうが重要w)
自然の驚異と常に隣りあわせなので「花畑が怖い」(毒のある植物があった)というセリフも出たりする。

このリプレイを読もうって思った一番のポイントが、魔法だった。
花を咲かせる魔法、食べ物をジャムにする魔法、葉っぱを傘にする魔法……
可愛いよー可愛いよー可愛いよー。可愛すぎるので何とかしてください。
普通のRPGだとあまり意味なさそうなところと可愛いところがなんともいえない!
上に書いた、ほのぼのっていうのが、魔法の効果見るだけで伝わってきた!
こういうの大好き。
こんな魔法のあるゲームならっーて、リプレイをw

イラストもよかったー。何回も見てしまう。
表紙と中のカラーが綺麗、すごい綺麗。淡い水彩のにじみがなんともいえない。
サガフロ2っぽい。
アースカラーが多いから、紫の服の男装の麗人が目立ってたw

んで、リプレイ。

いきなり「竜脈」という単語が出てきて個人的に大変盛り上がりました。
しかも竜脈に異常が発生して花が枯れるって状況が!
玉皇宝華3個ぐらい堀りたい。

戦闘もありました。
戦闘を始める前に、その場にあるだろうアイテムをみんなして予想して、配置。
そのアイテムを上手く使って戦うの。(敵も使える)
ステージにある物を有利に使うと、本職戦士じゃない人も十分活躍できそうなのがいいかんじ。
笑いを取りに行くために使うことも(笑)

で、戦いの基本はキャラの素早さがものを言う方向でした。
イニシアチブ=回避力。
タクティクスオウガで「機動力こそ力」と魂に刻み付けられたので、これは楽しすぎる。
ナイト? バーサーカー? なんのことです?



そういえば、PC紹介がなかったな。
いきなりキャラが動いてるリプレイって初めてかもしれない。
SWだったらプレイヤーAとか、FEARならPLの名前が出るところを、いきなりキャラの名前とロールプレイでスタート。
それぞれのキャラごとのエピソードが自己紹介代わりみたいな。

仲間のうちの一人がなんだかとても聖剣3のケヴィンでしたw
目の前の肉のために、ほぼ全財産を使い切ってた!
めっちゃ不利になるのを承知の上で「このキャラならこうするよなあ…」って。
心意気が伝わってきたさ!(笑)
椅子を食おうとする行動もあって、ワンダープロジェクトのようだったw

PLはアルの中の人の反応が可愛かった。やんごとないやんごとない。
冷静沈着なキャラとの対比効果もあるんだろうけどw
キャラは静かに要所を押さえるポジションだったのだけど、後半で出てくる忍者とかけあいをするようになったら、かなりステキに漫才コンビになってた。

そして一番ステキだったのが料理人!
料理の話や演出にすごいくさいセリフを入れてくる人!
野菜炒めのおっちゃん≠ニ呼ばれたら
「じゃ、君はこの世の全ての料理名を覚えることになるぞ?」って返すんだよ!
言葉以外でも、料理作るだけで魔女宅のオソノさんの旦那さん(名前知らんし、調べて単体で出しても伝わりそうにねー!)のよーなNPCとなんだかわかりあっていたし。
なんだこの渋さ。
料理の話がこんなにかっこいいって……そして料理だからオイシイ。他の、戦闘あたりでかっこよくてもここまで面白くなんかならないだろうなあ。

料理というか食べ物も重要で。
おいしいものを食べるとキャラのコンディションが上がるのw
ペル2でエンガワ食いまくった思い出が何故か蘇ってきた。


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2008.08.03