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白無垢の仮面 クトゥルフと帝国リプレイ


SANチェック・狂気という単語でネタだけはTRPG超えて有名なクトゥルフ。
リプレイ読むのは初めて。
2006年発行で比較的新しいんだよね、これ以前にもリプレイってあったのかな?

雰囲気的にはゴーストハンターと大体同じでした。
時代が同じぐらいだからかな。
(同じぐらいの時代であっても、DXトワイライトは別次元だがw)

ホラーの風味は最初のうちは面や儀式でかなり好きな部類の不気味さ。
中盤以降はとんでもないクリーチャーと対決する展開になってて、エイリアンとかそんな感じになった。
いろんなものが明かされる手前までのミステリーと雰囲気が好き。

このリプレイは狂気以外のシステムはオーソドックスなほうだとおもう。
ゴーストハンターとかガープスが近いかなあ。スキルに<いいくるめ>があったり、持ってるコネや知識が細かく分かれていたり。
ルールがわからんと頭をひねったり置いてけぼりになったりすることなく読めた。


私としてはもうちょっとじくじくとしたホラー風味があるほうが好きだったけど、意味不明正体不明のクリーチャーもそれはそれで面白かったな。
クトゥルフ知らなければまったく未知の現象やモンスターで展開が読めないし、知っていれば「ああ、あれか…」ってにやってできる。
これはファンタジーRPG系だと難しいからねw
「スケルトン」なんか、骸骨が動いてるってだけで誰にでも正体がわかっちゃうw
完全オリジナルのモンスターだとしても、それが植物か人間か魔獣か魔物か妖精か…の分類ぐらいはできちゃうわけで。
クトゥルフの場合、それがない。姿とか習性とか弱点が、読んだことがない人には想像もつかないものばかり。

登場キャラクターはうーん…おとなしかったかな。
個性はあるんだけど現代常識の範囲内みたいな。少なくともぶっとんだバカはいません。


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2009.06.05