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That'sQT


「おみせやさんゲーム」とかひらがなで表記したくなるような、経営SLGとしてはぬっるいSLG。
経営部分なんて飾りですよ。

このゲームの面白いところは、
服を作って好きな色をつけて売ることだから!
お店のデザインを自分で決めてものを配置することだから!
自分でそれを着て街を歩くことだから!

あー、なんか全部言ったな。面白いところ。
服の作り方(デザイン)は、街の人たちとの会話の中にあるキーワードを拾って組み合わせ、それに沿ったよーなものを完成させます。
組み合わせも言葉を拾ったら、合うものがちゃんとリストにあるのでほとんど自動的なかんじ。

「派手な」+「ひらひら」=フリル・シャツ

みたいにね。
自分で一から服のデザインは出来ませんw
アイテムはいっぱいあるので、それでも飽きることはないと思うな。
デザインや、色がちょっとずつ集っていくのがまた絶妙なんだ。
新しい色やデザインがきたら、すぐに作ってみたくなる、そしていいものならお店に並べたり、自分で着てみたり。
単調なのに、だれにくい。すごい。

そうやって作った服を着て街を歩くと、街の人たちは注目してくれます。
ガンパレみたいに目からビームを出して。
「あ、あの服いいなー」って。着ている何を見ているのかもわかるよ。
髪型なのか、シャツなのか、眼鏡なのか、それとも色なのか…
「おー、このアイテムを気に入ったのか、そーかそーか」なんて思いながら日がな一日ボーっと街中に立ってることもある。
そしてその人は店に直行。
レジ打ちは店員に任せて路上マネキンを続けたいところだけど…だけど…

初期の店員、めっちゃレジ打ち遅いんですよ!
そらもう志村新八かってーくらいなんですよ!
客も帰るわ!

忙しい時はプレイヤーが自分でレジ打ちます。
街でキーワードや色を集めた方がいいんだろうけど、こっちも楽しい。
(それでもレジに来るまでに、試着室待ちと鏡待ちでけっこー帰っちゃう人がいるんだよなあ)
アイテム買ってくれた人が街に出るとまたそれが注目されるし。
自分の作ったものを街を歩く人が着てるのを見るのもまた楽し。
ただし他のデザイナーの服と組み合わせて着てる事が多いから、激しくミスマッチ。めまいがするほどに。

ドレスに隈取とかやめてくれませんか本当。
(ロリータ系ライバルと和風ライバルがいるステージでよく見る光景)

このゲームの欠点は、ファッションコンテストかなぁ…
色々と点数を競い合うファッションバトルなんだけど、コーディネートとかあんま関係なくってね。
人気のある服を持ってきたもん勝ちなんだもん。
売れた数と、その時の好みの色、好みの形の数で決まっちゃうから。
ずっと同じようなもん作って売っていけば勝てる。
通常のプレイでプレイヤーがしたいことの真逆をしないといけないんだよねー。
もっと新しいのいっぱい置きたいのに。
作ってリストに入れられるアイテムの数が少ないから、バトル用のものを用意するのが邪魔くさい…

んで、上と同じような理由で、住人の好みのものがその時大体決まってるから、色違いとか置いても売れなかったり。

「好みの色や形ができる」
 ↓
「新しいものはそのどっちかの色・形を受け継がせる」
 ↓
「新しいものが浸透してきたら本格的に新しいものをメインに」

という進化論みたいな流れに…

全くの新規アイテムも、広告出せばいくらかは売れるんだけどね。
…広告出したのしか売れないから結局は一緒…お前らほかの色やデザインも見ろよ!!
今流行のもんか広告で見たものしかいらんのかい!!!

そしてもう一つの欠点としては、「やっぱり長くやるとさすがにだれる」ってこと。
SLGの宿命みたいなもんだからしょーがない。




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2006.01.07