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零〜紅い蝶〜【3】


クリアしましたー。

あー、怖かった!
このゲームの何がそんなに怖いって、幽霊でも残酷ムービーでもなくて雰囲気そのものだから、霊との戦闘とムービーとファイル読んでいる時以外は全部怖い。
零の95%は怖さで出来ています。
「薄暗くなってから墓の前を通るような」
「心霊写真だと思いながら見ると葉っぱも人の顔に見えてしまうような」
そんな時の気持ちを100倍に凝縮した重苦しさがゲームの背景全部にただよっているんだ…
このゲーム本当に入りたくない、通りたくない、歩きたくない場所ばっかり。

それから何かあるたびにコントローラが心音みたいに震えるのも嫌だったなあ。
画面のフィラメント以外でも「何か」の気配を感じられるのはいいのか悪いのか。
「うわあ…この辺いる、いるよ」って言うプレッシャーが。
出れば出たでたいしたことないのはわかってるのにね。
出るまでの間が一番怖い。

いや、すっごい好きだけども。
ホラーはあれぐらいじゃないといけないと思うぐらいなんだけども。
鮮血や臓物やサプライズで勝負しないスタッフの「怖さ」への心意気も最高だとおもうんだけど。
そこに自分(の動かすキャラ)が立って、探索しなくてはいけないとなると……

この完成度の高さがただただ恨めしくなる。

「紅い蝶」は、プレイ感想を見ると「畏怖される美」「美しいものは恐怖の対象になる」と言っている人が多かった。
私はやってて「美しい」と感じたことはあんまなかったんだよね。
そんな余裕ないっていうかw

ただ、エンディングだけは本当に息を呑むほど綺麗だと思った。
すごく残酷なものを見ているにもかかわらず「綺麗だな」って思ったよ。
(おそらく、「やっとクリアした、開放された」という気持ちで見れたからそんな余裕が出たんだろうなw)

ちなみにイージーで万葉丸20個以上余って、御神水はまったく使用せず。
フィルムもけっこう余った。
双子人形、忌人、ラスボス前の奴に苦戦したぐらいかな。忌人はスルーできるところも多かったし。
初代よりはずーっと楽だった。多分ノーマルでも楽(初代はイージー自体なかった)



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2009.09.10