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ダークキングダム


同じ名前のゲームや名称は結構あるけど、これはSFCで発売された日本テレネットのRPG。

でも開発はウルフチームじゃなかった。
メーカーと開発は違うということをこのゲームで学習した。
ゲーム雑誌でもPS後半ぐらいからはメーカーと開発を表記してたっけな。
今もそうなんだろうか。
……今は好きな開発であっても自分に合うと限らないので、意味ないかもなあ。

魔王軍の兵士になって勇者と戦ったり重要アイテムを奪ったりするゲーム。
仕事をこなしていくと昇進、偉くなっていくと派閥争いにも巻き込まれていく。
……グラフィックもなんか暗くて洋ゲーっぽいし、地味。
自分が魔王側なのでフィールドではモンスターに会ったりはしません。戦闘はあるけど。

魔王軍で日本テレネットということで緋王伝と同じぐらいのクオリティを想像してたんで……
ちなみに緋王伝の開発チームはその後TOPを手がけ、さらにその後トライエースという名になりました。
開発者の大半がエンディングロールにいたんで間違いない。
というか、TOPのRAMって店は緋王伝主人公の「リチャード・A・マッキンタイア」w


主人公が、自分の村を滅ぼされた復讐のために魔王軍に入るというはじまり。
なんかでかい爆発が原因で村が滅んで、そんなことができるのは魔王軍しかいねーだろーとそんな推測の元、真犯人を探しに来た。

で。魔王軍で使い捨てにされたり、おつかいをしたり、敵対勢力に目をつけられたり、決闘みたいなことをしてみたり、そんな地味な(イベント自体は戦争してたりして派手なはずなんだけどな)物語が展開。
具体的なイベント内容はほとんど全部忘れてるぜ!
だけどフィールドにジョジョネタが仕込まれてたことは覚えてるぜ!
歩くとセリフが一個二個出てくる程度の小ネタだったけど、メインストーリーより印象に残ってる。


色々飛ばして勇者様ご一行の出現。
ドラクエ3ばりに勇者様って言われているよ!
めっちゃ頼られてる。
魔王軍でも噂になってる。
「勇者ってのは死んでも金が半分になって生き返るらしい」
「死んでも金が半分になるだけだと…!?」
みたいな噂になってる。(セリフはうろ覚え)

そして、主人公たちも遭遇するわけです。
倒しても金が半分になって復活してくる勇者様ご一行と。

しぶとかった……!
闘技場の訓練や、軍の中のいざこざで闘う羽目になる魔族とはレベルが違った。
チームプレイがうっとおしい!

いや、実際の「勇者様」たちはこんなもんじゃねーけど。
支援魔法バンバンかけて、HP回復もタイミングを見計らって適切に。
自分らが普段プレイしてるパーティとは絶対戦いたくないわ。



以下エンディング。


宿敵らしいものを見つけて戦いを挑みにいった主人公は、そこでそいつから真実を聞くことになる。
宿敵と自分は同じ種族で、膨大な力を持っていること。
実は、村を滅ぼしたのはその力が暴走した主人公だったということ。

なんだかSFCの超名作RPG(ネタバレ回避のためタイトルすらいえない)っぽいんだが、何故か一切ショックを受けなかった。
滅ぶ前の村の様子とか、見ていないからなんだろうと思う。
(あの名作は、真実を知る前に一杯見たり聞いたり体験したりしてる仕込みが上手すぎ)


ラスボスを倒した後。
魔王軍をやっつけて平和を取り返してくれたのは勇者だとみんな思ってる。
主人公の宿敵のことも、魔王軍内でのごたごたも、世界の人々は知らないわけだから。
(魔王軍は勇者じゃなくてなんか色々ごたごたしてなくなった記憶がある)
祝福される勇者様ご一行。

主人公は廃人っぽくなってその辺をさまよってる。
多分仲間も全滅したんだろうな。
村人に「魔王軍にいたやつじゃないか、いい気味」と言われ、小屋に閉じ込められる。
「ああ…うあ…」とかつぶやくだけの反応しかしない主人公。


終了。


ゲーム雑誌のレビューで「コントローラ投げつけた」と言われてたエンディングです。
私は主人公にも仲間にも思い入れがなかったので「ふーん」という感想しか出なかったな。
これほど主人公や仲間がどうでもよかったRPGって珍しい。
このゲームじゃないけど、怒りのあまりコントローラ持てなくなったことはある。
ドラクエ7のレブレサック。
……キャラやストーリーへの思い入れ的には成功してるな、ドラクエ7。(最悪の方向だけど)




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2008.09.04