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ダンジョンマスター


モンスターが食えるってだけの理由でプレイしました。最初は。
3DRPGの最高峰じゃないかと思います、このゲーム。
リアリティが半端じゃないよ。
映像や音のリアルさじゃなくって、できることのリアルさが。
リアルタイムだし。こっちが動いてるのと同じに敵もダンジョンの中を動いているんだ。

床に何か落ちてる場合、拾えるのはもちろん、別の場所に置いて目印に使える。
置いたアイテムはずっとそこにあるから後で回収することもできるよ。
持てるアイテムには限りがあるから(それでも結構持ち歩ける)拠点になるところを置き場にしてうろついたり。

鉄格子の扉はスイッチやカギで開け閉め。
扉の向こうに敵がいるときは、すき間を抜けるような飛び道具や魔法で攻撃できる。
敵によってはこっちがそれをやられることも。
こういうのって、そこにそれが「いる」っていうのが実感できる。
ランダムエンカウントじゃない、どっちかというとA・RPGっぽいのかな。そんな感じ。

このゲームはダンジョンから出られないので、休憩は安全そうな場所でやります。
…寝るってことだけど。
寝ている間は敵が来てもわからないから場所選びは慎重に。
どうしてもそこまで戻れない!っていう時は…とにかく引き返す!距離をとる!
そして追いつかれるまでの間だけでも回復する!
時々起きて様子を見るのもいいけど、一発喰らうまで休んだ方がいいかなぁ。
敵が複数の時はいつの間にか囲まれてるから危険だけどね。

そして何よりもこのゲームの魅力は肉!

肉、とにかく肉なんです。
スクリーマーにワーム、ドラゴンにジャイアントラット。
こいつらみんな肉になるんです。
倒したら食糧が手に入るんだーと狩猟本能むき出しで叩き切るよ。何かが満たされる。

経験値のためや、道を進むために倒すのとは全然違う興奮がある!
(経験値はないけどね。呪文や素振りでちょっとずつ成長していく)
ゲーム開始後初めてスクリーマーに会ったとき、ダンジョンマスターだなぁと感慨にふけりました。
理由はわからないけどとにかくこの瞬間が一番楽しい。
トルネコやシレンをやったことのある人ならわかるかも。私はそっち、ちょっとしかやったことないけど。

このゲームは呪文も独特で、シンボルを組み合わせて唱えていく。
画面上に呪文を唱えるスペースがあるから、そこで組み合わせ順にシンボルを選んで発動。
MPがある限り連発できます。
呪文だけ連続で唱えるならなんのタイムラグも出ないから緊急の時に助かるよ。
呪文の組み合わせさえ覚えていれば、コマンドから選ぶシステムよりずっと早いしね。
リアルタイムで、画面切り替えなんてしてらんないからあれがベスト。
回復はあらかじめ呪文で薬を作っておいてそれで回復。

この一見不便そうなところも魅力なんだよなぁ。
手作業で、自分で術を組み上げていく感触がまたいいんだよ。

本当に心地よいリアルなプレイができるのでオススメ。
ゼルダ3D版といった感じかな。あれほど謎解きはないけどね。




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2005.07.07